希少がん診断のための病理医育成事業

希少がん病理診断支援検討委員会
委員長 佐々木毅

希少がん診断のための病理医育成事業とは

希少がん患者が安心して適切な医療を受けられるよう「希少がん医療・支援のあり方に関する検討会」が組織され、国の政策が検討されました。その議論において、希少がん医療では、特に「正しく迅速な病理診断」が必須とされ、「厚生労働省国庫補助金事業」による財政支援のもと、「希少がん病理診断力の向上、国民の希少がん医療への貢献」を目的に、「希少がん診断のための病理医育成事業」が立ち上げられました。 本事業は日本病理学会の事業として、これまで3年間実施してまいりましたが、これまでの実績が評価され、本年度も支援の延長が決定いたしました。
今年度も「希少がん病理診断講習会」と「希少がんE-ラーニング」の2本柱で、希少がん病理診断力を向上させ国民医療に貢献できるよう、病理医育成事業を行います。

<希少がん病理診断講習会>
2021年度の支部総会等での希少がん病理診断講習会は、本部講習会へ一本化し、4回開催いたします(開催予定表参照のこと)。2021年度は、悪性リンパ腫、頭頸部腫瘍、皮膚腫瘍を中心にこれまでの骨軟部腫瘍、脳腫瘍、小児腫瘍も対象といたします。これまでの3年間同様、講習会参加費やテキスト代等はすべて補助金で賄われます。また、本講習会は病理専門医資格更新のための病理領域講習の単位として認定されています。開催周知とWEB参加申し込みは、順次、本サイトで行います。講習の内容は講師の先生方にお任せしていますが、基本的にはこれまでと異なる内容になりますので、多数のご参加お待ちしております。

<希少がん病理診断画像問題・解説(E-ラーニング)>
『骨軟部腫瘍』『脳腫瘍』『小児腫瘍』『悪性リンパ腫』『頭頸部腫瘍』『皮膚腫瘍』の各領域の希少がんを対象に、各分野の希少がん病理診断エキスパートの先生方に貴重な「希少がん病理組織デジタル画像」を提供していただき、病理診断に関する問題とその疾患に対する解説を含むE-ラーニングを作成していただきました。本サイトから受講可能です。なお1コンテンツ(10問)に回答していただき、80%以上正解の場合は1コンテンツにつき病理専門医更新のための領域講習1単位が付与されます。取得した単位は会員システム個人ページの「単位」の欄に自動的に表示され単位付与がなされます。E-ラーニングで最大15単位まで専門医更新時に申請できますので奮って受講くださいますようご案内申し上げます(2021年4月時点:のべ受講者数=約9,500名、付与単位数=3,248単位)。なお「疾患名入力」により、逆字引きとして画像を参照することも可能ですので日常診療にご活用ください。上のメニューバーの「画像問題索引」からお進みください。

*2020年度公開コース:脳腫瘍17-20、骨軟部腫瘍23-28、小児腫瘍22-26、皮膚腫瘍1-5、頭頸部腫瘍1-5、悪性リンパ腫01-11
*希少がん病理診断画像問題・解説(e-ラーニング)にある「年齢」は作問用に新たに作成したものであり、実際の症例の年齢ではありません。
*当事業ホームページに掲載されている画像、問題、解説等の無断使用を固く禁止致します。
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【骨軟部腫瘍ワーキンググループ】吉田朗彦(国立がん研究センター)、久岡正典(産業医科大学)、小田義直(九州大学)、元井亨(がん・感染症センター都立駒込病院)
2018年度骨軟部腫瘍画像問題提供者2019年度骨軟部腫瘍画像問題提供者2020年度骨軟部腫瘍画像問題提供者
【脳腫瘍ワーキンググループ】柴原純二(杏林大学)、小森隆司(都立神経病院)、廣瀬隆則(兵庫県立がんセンター)、横尾英明(群馬大学)
2018年度脳腫瘍画像問題解説提供者2019年度脳腫瘍画像問題解説提供者2020年度脳腫瘍画像問題解説提供者
【小児腫瘍ワーキンググループ】田中祐吉(神奈川県立こども医療センター)、中澤温子(埼玉県立小児医療センター)、北條洋(福島県立医科大学会津医療センター)、井上健(大阪市立総合医療センター)
2018年度小児腫瘍画像問題提供者2019年度小児腫瘍画像問題提供者2020年度小児腫瘍画像問題提供者
【皮膚腫瘍ワーキンググループ】泉美貴(昭和大)、福本隆也(福本皮フ病理)、古賀佳織(福岡大)
2020年度皮膚腫瘍画像問題解説提供者
【頭頸部腫瘍ワーキンググループ】長尾俊孝(東京医科大)、湊 宏(石川県立中央)、中黒匡人(名大)、長塚仁(岡山大)
2020年度頭頸部腫瘍画像問題解説提供者
【悪性リンパ腫ワーキンググループ】中村直哉(東海大)、三好寛明(久留米大)、百瀬修二(埼玉医科大)
2020年度悪性リンパ腫画像問題解説提供者
【希少がん病理診断支援システムワーキンググループ】藤井丈士(虎の門病院分院:希少がん病理診断支援システム担当・統括)、中黒匡人(名古屋大学:希少がん病理診断支援システム-病理学会会員システム連携担当)、宇於崎宏(帝京大学:病理情報ネットワークセンター担当)、鬼島宏(弘前大学:病理診断生涯教育担当)

(いずれも敬称略)